金とプラチナの違い
2017.06.26

口元よく金買取について書かれている記事を読んでいると、よく目にする言葉があります。それがプラチナです。金買取について記載されているにも関わらず、セットでプラチナ買取の話をしている場合も。そして、このような疑問が生じます。「金とプラチナの違いとは何か?」と。ということで、この違いについて色々とお話をしていきます。「違って当たり前」と感じている人も、ぜひ読んで頂いて基本を一緒に勉強していきましょう。
【原子レベルで物質として違う】まずは、そもそも「物質として違うもの」と理解しておきましょう。具体的に言うと…金は原子番号79の「Au」となる金属元素です。対して、プラチナは原子番号78の「Pt」となる金属元素になります。このように原子レベルで全く異なるモノということが理解できます。さて、これだけ大きな違いがあるわけですから、当然、使用用途にも大きな違いが出てきたり、そのものの特徴も大きく異なってきます。例えば、金は柔らかいため加工がしやすく、かつ経年変化にめっぽう強いという特徴があるため、アクセサリーとしてよく用いられます。対して、プラチナは融点が高く腐食にも強いため、医療用のアイテムを始め、様々な分野の最先端で活躍をしています。ここからも、金とプラチナは大きく異なるということが理解できます。
【希少価値ではプラチナの方が高い】ちなみにですが、希少価値としては、プラチナの方が断然高いです。かなり大雑把な数字ではありますが、金の約50分の1しか採取できないと言われています。結果、どうしても値段が高くなってしまうわけです。さらに、装飾品としてよく利用されるプラチナ(婚約指輪・結婚指輪など)ですが、先程、少し触れたように最先端分野でも活躍しています。具体的には、排気ガスの排出を軽減させたり、バイオテクノロジー部門など、工業用の使用用途が多い状態。その割合は約6割とも言われています。したがって、希少価値が高く、工業用で多く利用されてしまうということもあり、実は一般市場に出回るプラチナというのは意外と少ないです。これが意味することは、「一般人が手にするには希少価値が高いアイテム」となり、ここにも大きな違いがあります。
【投資という意味では…「資産の金」「投機のプラチナ」】上記のような「価値」としての違いがあるため、投資の視点でも大きな違いになります。見出しに記載した通り、金は投資の意味であり、プラチナはギャンブル要素も強い投機のイメージになるわけです。今後、貴金属で投資を考えている人は、このような違いがあることを理解しておくとよいかもしれません。

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